ニュース 電子 作成日:2013年10月9日_記事番号:T00046332
鴻海精密工業の郭台銘董事長は8日、中国工場で生産した製品の輸出比率を現在の93%から55〜60%まで引き下げ、40〜45%を中国国内に供給するとの計画を表明した。ただ同計画により輸出額を縮小させることはなく、輸出、国内向け出荷ともに成長を目指すと強調した。9日付工商時報が報じた。
郭董事長はアジア太平洋経済協力会議(APEC)最高経営責任者(CEO)サミット出席のためインドネシアに滞在中で、中国内需拡大は長期計画でタイムスケジュールはないと語った(8日=中央社)
先ごろ鴻海の陳輝龍iDPBG事業群(デジタル製品事業群)総経理は、アップルのスマートフォン、iPhoneの中国・鄭州工場(河南省)からの中国向け出荷について「早ければ10月にも実現する」と語っていた。郭董事長の発言はこれを裏付けたものとなる。
鴻海は今後iPhoneの中国国内向け販売、および修理などアフターサービスまで担うと観測されているが、郭董事長は「アップル製品だけでなく、その他ブランドの製品も含めて中国内需向け事業の拡大を図る」と語った。
同社は今後、内需向け供給の拡大に伴い、中国に販売、サービス、商務などの部門を立ち上げ、インターネットショッピング要員を育成するとともに、クラウドコンピューティングなど各種チャネルを利用したマーケティングを進める計画だ。
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