ニュース その他分野 作成日:2013年10月11日_記事番号:T00046337
格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは10日、台湾の国債に対する格付け(ソブリン格付け)を「Aa2」に1ランク上方修正した。中国、日本、韓国の「Aa3」を上回る格付けで、3大格付け会社では最高の格付けとなる。11日付工商時報が報じた。
ムーディーズは格付け修正の理由として、▽経済的に強固な実力がある▽中台間の政治・経済関係の改善▽世界競争力ランキングの上昇▽潤沢な外貨準備──などを挙げた。一方でリスク要素としては、財政赤字と政府債務の増加を挙げた。その上で、台湾の政府債務が域内総生産(GDP)に占める割合は、2013〜14年には45%に達すると予想した。
この点について、ムーディーズは「台湾政府は潤沢な外貨準備を含む健全な対外収支、高い貯蓄率などに基き、財政の全体的安定性を支えるべきだ」と指摘し、プライマリーバランスが持続的に黒字となれば、格付けをさらに引き上げる可能性があるとした。
3大格付け会社による台湾の格付けは、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が長期債務「ダブルAマイナス」、短期債務「A−1プラス」、フィッチ・レーティングスが「Aプラス」となっており、ムーディーズの格付けと比較対象すると、1ランクずつ低い。
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