ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ECFAゼロ関税品目の輸出、1~7月は9%増【表】


ニュース その他分野 作成日:2013年10月15日_記事番号:T00046389

ECFAゼロ関税品目の輸出、1~7月は9%増【表】

 経済部国際貿易局(国貿局)は14日、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)でゼロ関税となったアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ品目)対象539品目の1~7月対中輸出額が計116億7,300万米ドル、前年同期比9.18%増となったと発表した。15日付工商時報が報じた。

 アーリーハーベスト対象539品目は、2011年1月1日から年度ごとに3回に分けて引き下げられ、13年1月1日より全てゼロ関税となった。国貿局によると対象品目の輸出額増加率は、11年が前年比17.64%増(中国貿易全体は同9.13%増)、12年が同5.11%増(同3.87%減)と全体を上回る成長を見せており、「ECFAは台湾の輸出増に確実に貢献している」と強調した。

 国貿局は輸出、台湾の商品貿易額に占める自由貿易協定(FTA)対象品目の割合は4.18%で、これから発効予定のニュージーランドトとの台紐経済合作協定(ANZTEC)やシンガポールとの経済パートナーシップ協定(ASTEP)の他、現在交渉中の協定を含めても33.66%にしかならず、韓国(82.12%、交渉中を含む)や日本(72.27%、同)より遅れていると指摘。さらなる貿易自由化を進めなければ世界から取り残されると危機感を示した。