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康師傅の杭州即席めん工場稼働、年産能力は世界最大58億袋【表】


ニュース 食品 作成日:2013年10月15日_記事番号:T00046397

康師傅の杭州即席めん工場稼働、年産能力は世界最大58億袋【表】

 台湾系の中国食品・流通最大手、頂新国際集団傘下で、即席めん事業を展開する康師傅控股(カンシーフ)が18億元人民元(約290億円)を投じて昨年から浙江省杭州市で建設を進めていた、世界最大規模(年産能力58億袋)の即席めん工場が稼働した。今後は浙江省、安徽省、江蘇省、上海市に向けて供給する予定だ。15日付蘋果日報が報じた。

 康師傅の陳功儒・広報担当は今後の方針について、「当社は現在中国に23〜26カ所の工場を保有しているが、同国の即席めん市場が成熟を迎える中、今後大規模な拡張工事は行わず、既存の小規模工場の統合を進める」と語った。

 なお康師傅は中国即席めん市場で台湾の統一企業集団(ユニ・プレジデント)と激しい競争を繰り広げているが、上半期は康師傅が販売量シェア44.2%、販売額シェア55.6%でいずれも首位に立っている。

 このほか同じく頂新国際集団傘下の味全食品工業が杭州で建設を進めていた冷蔵乳製品および飲料工場が今年中に生産を開始、さらに来年は河北省廊坊市の新工場が稼働する見通しで、同社の中国における売上高は100億台湾元(約335億円)を突破する見込みだ。