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HIVの男性、献血で2人が感染被害


ニュース 社会 作成日:2007年12月27日_記事番号:T00004641

HIVの男性、献血で2人が感染被害

 
 高雄在住の30歳の男性が11月に献血を行った際にHIV(ヒト免疫不全ウイルス)陽性の診断を受け、行政院衛生署疾病管制局が追跡調査を行った結果、この男性の血液の輸血を受けた2人がHIVに感染、1人が死亡していたことが判明した。男性は1998年以降、十数回の献血を行い、その輸血を受けた人は合計で30~40人に上るとみられる。27日付蘋果日報が伝えた。

 献血を原因とした感染者のうち、1人は7月に輸血を受けた80歳代の男性。全く健康に問題がなく、ここ数年で輸血を受けたのはこの1回であることから、輸血が原因と断定された。なお、献血を行った男性は、今年7月の献血の際には、HIV陽性の反応は出なかった。

 今年7月に施行された「HIV感染防止感染者権益保障条例」によると、HIV感染を知りながら第三者へ血液を提供し、感染させた場合、5年以上12年以下の懲役刑が下される。

 台湾では、輸血を原因としたHIV感染者は、84年以来の累計で18人に上る。