ニュース 社会 作成日:2013年10月16日_記事番号:T00046417
日本統治時代に台中市の新社地区などの水源となる白冷圳かんがい設備(1932年完成)を設計し、「白冷圳の父」と呼ばれた磯田謙雄(のりお)技師の銅像の除幕式が15日、現地で行われ、磯田さんの長女、松任谷良子さん(85歳、台北市生まれ)らが出席した。16日付自由時報が報じた。
磯田さんの銅像の隣に並ぶ長女の松任谷さん(中)。白冷圳かんがい設備には現在の12億台湾元(約40億円)相当が投じられた(15日=中央社)
磯田さんは「嘉南大圳の父」として知られる八田與一技師と師弟関係にある。白冷圳かんがい設備は大甲溪の取水口から新社地区まで幹線水路は約16キロメートルあり、特に81メートルの海抜差を利用し、いったん谷に流れ下った水がその勢いで別の尾根を超えるように設計された導水管「逆サイフォン」の技術は現在でも高く評価されており、台中市の歴史建築物に指定されている。
銅像は台中市政府水利局などが建てたもので、松任谷さんは「銅像の姿は生前そっくりだ。白冷圳を永遠に守っていくだろう」とあいさつした。先月には地元住民が磯田さんの功績に感謝するために訪日し、松任谷さんと会った。
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