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淘宝網の支払いツール「支付宝」、台湾進出へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2013年10月18日_記事番号:T00046476

淘宝網の支払いツール「支付宝」、台湾進出へ

 中国の大手電子商取引サイト「淘宝網(タオバオ)」は、支払いツール「支付宝(アリペイ)」のサービスを来年上半期にも台湾に拡大する方向で準備を進めているもようだ。台湾のオンラインショッピング業界が大きな変革期を迎えるのは間違いなさそうだ。18日付中国時報が伝えた。

 淘宝網の動きは、台湾で電子商取引向けのネット決済専用口座(第三者決済)が解禁される見通しとなっていることを受けたものだ。

 金融監督管理委員会(金管会)関係者は「現時点で支付宝を台湾で展開するのは問題がある。行政院は既に関係官庁に対し、ネット決済専用口座に関する法案の策定を指示した。(法整備により)域外業者の資金の流れに対する管理体制が明確になる」と説明した。

 ただ、同関係者は淘宝網から既に接触があったかどうかについては、「分からない」と述べるにとどまった。

 「支付宝(アリペイ)」は電子商取引サイト中国最大手の阿里巴巴(アリババ)が創設したオンライン決済サービスで、決済アカウント保有者は8億人、1日当たりの取引額は200億人民元(約3,200億円)と前年同期の4倍以上に拡大している。台湾のアカウント保有者は80万人で、台湾人の淘宝網での年間消費額は700億台湾元(約2,340億円)に上る。