ニュース 金融 作成日:2013年10月18日_記事番号:T00046477
金融監督管理委員会(金管会)の曽銘宗主任委員と中国保険監督管理委員会(保監会)の項俊波主席は17日、台北で会談し、台湾の保険会社が中国に設立した保険会社の増資問題の解決を支援していくこと、台湾資本の保険会社が中国に法人を設立する場合や中国の保険会社に出資する場合の審査を加速することなどで合意した。
握手を交わす曽金管会主委(右)と中国保監会の項主席(左)。中台サービス貿易協定の審議が立法院で止まっているためか、中台合資保険会社での台湾側による過半出資など、期待されていた大幅開放は実現しなかった(17日=中央社)
現行規定では、中国での合弁保険会社の中国側合弁相手は1社に限られており、合弁相手が増資に同意しない場合は、合弁相手の変更が現実的な手段となる。上海国泰人寿の場合、合弁相手の中国東方航空が持ち株を全て売却する方針を明らかにしている。中国側は今後、場合によっては2社以上との合弁を認めるケースもありそうだ。
審査手続きの加速に関しては、保監会が同日、保険代理店の磐石保険経紀人(ザ・リスク・オン・ロック)が中国の北京方勝保経に24.9%出資することを認可し、さっそく会談の成果が表れた。中台間の保険代理店間での資本提携は初めて。また、富邦人寿保険と紫金集団による南京での合弁会社設立も審査が加速しそうだ。
中国側はまた、台湾の保険会社に上海での納税繰り延べ型養老保険の試験導入計画に参入を認めることを表明した。
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