ニュース 食品 作成日:2013年10月18日_記事番号:T00046483
食用油大手の大統長基食品廠(彰化県鹿港鎮)が生産したオリーブオイルなどで成分不当表示が指摘された問題で、彰化地方法院検察署は押収した製法資料を分析したところ、同社の100種類の製品のうち、オリーブオイル、グレープシードオイル、ピーナッツオイルなど59種類の商品に食品への使用が禁止されている着色剤「銅クロロフィル」が添加されていたことが分かった。18日付聯合報が報じた。
同社は食用油市場でシェア1割。問題となった商品は売り場から回収された。(17日=中央社)
また、ピーナッツ風味の調理油15種類にも、実際にはピーナッツが全く使用されておらず、サラダ油とキャノーラ油に香料を加えて製造されていたことが分かった。
さらに、オリーブオイルを配合していると表示した「ヒマワリ健康油」にもオリーブオイルは使用されておらず、「100%」をうたった「特級オリーブオイル」でもオリーブオイルの含有量はごくわずかだった。
彰化県衛生局は現在、検察に協力し、問題の商品サンプル39件の分析を進めている。
同社の高振利董事長は17日、消費者に対して謝罪したものの、責任の所在については「従業員の不注意による管理上のミスだ」と主張した。ただ、検察官の取り調べに対しては、安価な食用油を混ぜ、商品表示とは異なる成分の商品を生産していたことを認めているという。
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