行政院主計総処の調査によると、非正規労働者（アルバイト、臨時雇用、派遣社員など）の2012年の経常性給与（基本給や固定手当など。賞与などは含まない）は月平均１万7,166台湾元（約５万7,000円）で、正規労働者の44.7％と、2007年の調査開始以来で最低となった。21日付工商時報が報じた。
非正規労働者の経常性給与は09年に１万9,626元と、正規労働者の52.6％まで上昇したが、10年以降は減少が続いている。一方、正規労働者の経常性給与は09年以降も増え続け、昨年は同３万8,424元だった。
主計総処の関係者は、グローバル化で雇用形態に変化がみられ、日本や韓国は非正規が労働者全体の20～30％を占めると指摘。台湾も同様の傾向にあり、正規労働者の給与水準さえ上がりにくい現在、非正規労働者はさらに困難だと述べた。
