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CSCの台湾市場向け価格、12月は据え置き


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2013年10月21日_記事番号:T00046514

CSCの台湾市場向け価格、12月は据え置き

 中国鋼鉄(CSC)は18日、冷延、熱延、溶融亜鉛めっき、棒線、鋼板、電気亜鉛めっき、電磁鋼板の主要7製品で、12月の台湾市場向けオファー価格を据え置いた。中国の宝鋼集団(バオスチール)が11月の国内市場向け価格を据え置いたことを受け、市場価格の安定化を図るためとしている。19日付工商時報が報じた。

 李慶超CSC執行副総経理は、中国の国慶節(建国記念日、10月1日)連休でが販売が予想を下回ったものの、同社は世界経済の回復に伴い鉄鋼価格も安定するとの見方に基づいて、12月は据え置きを決めたと説明した。

 第4四半期の業績見通しについては、石炭原料価格が前期比平均7%、鉄鉱石が同1%値上がりしたため、10、11月のオファー価格引き上げによる利益が相殺されるが、受注量増加で前期比横ばいとなるとの見方を示した。

 また来年は第1四半期にクーラー、冷蔵庫など家電製品向け需要の高まりから電磁鋼板の出荷が増えると指摘。加えて中国当局が鉄鋼、セメント、造船、ガラス、電解アルミの5産業で過剰生産能力の全面的改善を図るとしていることから、鉄鋼市場は需給均衡を取り戻し、価格を下支えすると分析した。