ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

南僑集団、中国・タイなど投資拡大


ニュース 食品 作成日:2013年10月22日_記事番号:T00046534

南僑集団、中国・タイなど投資拡大

 食品大手、南僑集団の陳飛龍会長は21日、今後3年以内に中国、タイ、台湾などに50億台湾元(約170億円)以上を投じて、売上高倍増を図ると表明した。証券会社は、今年の連結売上高が140億元に達し、2016年には200億元を超えると予測した。22日付工商時報が報じた。

 中国には今後3年で8億人民元(約130億円)以上を投じる。同社売上高の過半を占める中国油脂事業の陳正文総経理は、ベーカリー用の油脂工場が天津と広州にあり、現在の生産ラインは5本だと説明。広州に3本目のラインを建設中で、15年に稼働する他、上海でも来年着工し、16年に新ラインが加わる計画だ。また、冷凍パン生地を次なる核心事業に見込んでおり、今後10年で7~8カ所に生産拠点を設置する考えだ。一方、中国レストラン事業の売上高は今年2億5,000万人民元となる見通しで、来年も出店を継続する。

 タイ工場は、米菓や無菌調理米の業績が好調で、販売先は米国、豪州、南アフリカ、ロシアなどに広がる。来年はミャンマーやラオスなど東南アジア諸国連合(ASEAN)を狙う。年15%成長で、2年以内に売上高20億台湾元を目指す。

 同社の今年1~9月連結売上高は既に100億元近く、純利益は前年同期比101%増の6億1,600万元だった。昨年連結売上高は120億6,100万元だった。