ニュース 食品 作成日:2013年10月22日_記事番号:T00046535
食用油大手の大統長基食品廠が製品に安価な綿実油を添加していたことが明らかになった問題で、衛生福利部が昨年1月〜今年8月に台湾に輸入された綿実油7,619トンの輸入元を調べたところ、ごま油メーカーの富味郷食品(新北市五股区)が全体の60%に当たる4,571トンを輸入していたことが分かった。衛生当局は同社にも製品への綿実油混入が疑われるとして、緊急検査に着手した。新北市衛生局はサンプル11点を採取し、検査を依頼した。22日付蘋果日報が伝えた。
富味郷は、輸入した綿実油は加工後全量を再輸出したと説明しているが、立法委員からは、同社が台湾向けに出荷している加工食品に綿実油が使用された可能性があると指摘している。同社は統一超商(プレジデント・チェーンストア)傘下のコンビニエンスストア、セブン-イレブンの「涼麺(冷やし麺)」に添付されたごまだれ、冷凍食品メーカーの桂冠実業、西北食品などの「芝麻湯円」(ごまあんの団子)などを受託生産していた。
富味郷は台湾のごま油市場で80%のシェアを占める最大手。同社が綿実油を混入させた商品を台湾市場向けに出荷していたかどうかは、検査結果が出るまで不明だが、報道を受け、同社株価は21日、先週末に比べ16.5%暴落した。
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