ニュース 食品 作成日:2013年10月22日_記事番号:T00046537
食用油大手の大統長基食品廠(彰化県鹿港鎮)が生産したオリーブオイルなどで成分不当表示が相次いで指摘された問題で、生産量の80%を占める主力商品のサラダ油に安価な綿実油(ワタの実を絞った油)を少なくとも40%添加するなど、ほとんどの商品に不当表示の疑いがあることが新たに判明した。22日付中国時報が伝えた。
許銘能・衛生福利部次長(右)によると、大統が調合した油は脂肪酸の数値がオリーブオイルとほぼ一緒で、検査を3回くぐり抜けたことがあるという(21日=中央社)
彰化県衛生局は21日、同社に係官を派遣し、サラダ油のサンプル30点を採取の上、衛生福利部に検査を要請した。検査結果は1週間以内に出る見通しだ。同局によると、大統が販売している食用油の中で、綿実油が使用されていなかったのは、業務用にのみ出荷されている安価なパーム油だけだった。
彰化地方法院検察署は同日、大統の高振利董事長ら会社幹部3人の身柄を詐欺の疑いで拘束し、高董事長の資産を仮差し押さえした。取り調べに対し、高董事長は綿実油の混入を強く否定しているという。ただ、検察が同社から押収した製法資料には、綿実油の混入を示す記述があったほか、同社が大量の綿実油を中国から輸入していたことも判明している。
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