ニュース 電子 作成日:2013年10月22日_記事番号:T00046546
FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)デバイス大手、ザイリンクスと台湾積体電路製造(TSMC)は21日、業界初のヘテロジニアス(異種)3次元IC(3DIC)「Virtex−7 HT」シリーズの量産を開始したと共同発表した。これによりザイリンクスがTSMCのCoWoS(Chip on Wafer on Substrate)パッケージング(封止)技術を採用して開発した28ナノメートル3DICが全て量産に入ったことになる。なお両社は今後さらに、20ナノSoC(システム・オン・チップ)および16ナノ立体構造トランジスタ(FinFET)プロセスでも協力を進める方針だ。22日付経済日報が報じた。
ザイリンクスは、TSMCのCoWoS技術を採用し、次世代有線通信やハイパフォーマンス・コンピューティング、医療イメージ・プロセッシング、ASICプロトタイピング/エミュレーション・アプリケーションなどをターゲットとした大容量/高帯域幅プログラマブル・ロジックデバイスを生産していると説明。「Virtex−7 HT」シリーズのFPGAは世界初のヘテロジニアス・All Programmable・デバイスで、光伝送ネットワークにおける高帯域幅/高速Nx100G/400Gラインカード・アプリケーションを単一パッケージで実現できる唯一の選択肢となっていると強調した。
なおTSMCは20ナノおよび16ナノプロセスについて、来年末には約30件の製品で設計が完了(テープアウト)し、うち20ナノプロセスではザイリンクスのほか、オラクル、アルテラ、クアルコムなどが顧客となるとの見通しを示した。
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