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馬総統、中台政治対話に意欲


ニュース 政治 作成日:2013年10月23日_記事番号:T00046554

馬総統、中台政治対話に意欲

 馬英九総統は22日、来週末に中国・広西チワン族自治区で開かれる「両岸経貿文化フォーラム」に参加する代表団と会見した際、中台間の対話について、「『経済のみで政治は除外』ということはなく、政治的敏感性があるからといって意図的に避けることはしない。切迫性があれば優先的に話し合いたい」と述べ、政治分野での交渉に意欲を示した。23日付聯合報が報じた。


馬総統は「両岸(中台)関係は国際関係ではない。政府は大陸(中国)を外国と見なしていない」と改めて強調した(22日=中央社)

 馬総統はさらに、現在中台が行っている双方への代表事務所設置交渉について、「政治的敏感性を帯びたテーマだが、避けることはない。この交渉で結果が出ないようであれば、より政治性の高いテーマで交渉することは困難だ」と指摘した。その上で、「急がず避けず」が中台交渉の重要な原則だと語った。

 馬総統はまた、中台間の経済関係は非常に重要と述べた上で、米韓自由貿易協定(FTA)によって台湾は多くの受注を失ったとして、韓国が中国とFTAの締結交渉を行っていることは、台湾にとって死活的な問題だと指摘した。そして、中台サービス貿易協定の審議が遅れれば、その後の物品貿易協定にも影響が及ぶとして、立法院に早急な審査を呼び掛けた。