ニュース 自動車・二輪車 作成日:2013年10月23日_記事番号:T00046569
商用自動車最大手、中華汽車工業(チャイナ・モーター)は22日、自社ブランド「CMC」の3.49トン小型トラック「新達」の生産を新竹工場で開始した。90万台湾元(約300万円)からの販売価格で、日系ブランドよりも安く、中国製よりも高品質を武器に空白地帯だった中価格帯での地位確立を狙う。同社は年間30億元の売上貢献が見込めるとしている。23日付工商時報が報じた。
新達生産開始式典の模様。中華汽車は今年で商用車製造40週年を迎える(同社リリースより)
中華汽車は上半期にCMCブランドの「スーパーベリカ(菱利)」を発表し、「新達」は2車種目となる。開発は劉興台同社総経理自らが行い、3年前から計10億元以上を投じて進めてきた。同業者は、中華汽車は「新達」投入により3.49トントラック市場でのシェアを7割から8割へと拡大するとみている。
なお、台湾商用自動車市場では近年、ディーゼルエンジンに対する排気ガス規制の厳格化によりコストが増加、3.49トントラックの販売価格が以前の70万元から現在は日系ブランドで120万元に上昇した。このため中~低価格市場を狙って韓国・起亜自動車や中国の北汽福田汽車(FOTON)、江淮汽車(JAC)が相次いで参入している。
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