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無線LAN導入バス内の電磁波、一般家庭の78倍


ニュース 社会 作成日:2013年10月24日_記事番号:T00046578

無線LAN導入バス内の電磁波、一般家庭の78倍

 蘋果日報がこのほど、台北市の無料公衆無線LANサービス「Taipei Free(台北公衆区免費無線上網)」が導入されている路線バス内の電磁波を測定したところ、家庭用無線LAN(Wi-Fi)の約78倍に相当する7万8,000マイクロワット/平方メートルという数値が検出された。政府の規定では一般環境下の電磁波の強さを「900万μW/平方メートル以下」としておりこれを下回っているが、専門家は「路線バスに設置するWi-Fi設備を減らし、乗客の健康へのダメージを抑えるべき」と提言した。24日付同紙が報じた。

 台北市では現在、現在市内を走るバス3,800台のうち1,270台にWi-Fi設備を設置しているが、蘋果日報の記者が実際に無線LANを導入するバス車両に乗車して確認したところ、電磁波の値は1万〜7万8,000マイクロワット/平方メートルとばらつきが見られた。

 また無線LANを導入するコンビニエンスストアでも計測したところ、わずか200〜350マイクロワット/平方メートルにとどまった。都市交通システム(MRT)の駅でも700マイクロワット/平方メートル以下となったことからバス内の電磁波がいかに高いかがうかがえる。

 なお一般環境下の電磁波規制については各国によって大きく異なり、中国では「10万マイクロワット/平方メートル以下」、オーストリアでは「1万マイクロワット/平方メートル以下」に制限されているという。