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9月工業生産指数、2カ月ぶりのプラス成長【図】


ニュース その他製造 作成日:2013年10月24日_記事番号:T00046582

9月工業生産指数、2カ月ぶりのプラス成長【図】

 経済部統計処が23日に発表した9月の工業生産指数は100.17ポイントで、前年同月比1.06%上昇した。工業生産指数の約9割を占める製造業生産指数も99.68ポイントで同0.73%上昇と、ともにプラス成長に転じた。24日付工商時報などが報じた。

 製造業生産指数の中でも電子部品業の111.91ポイント、同2.75%上昇が貢献した。川下の液晶テレビメーカーの在庫増加に伴う大型液晶パネルやモジュールの出荷低下やプリント基板(PCB)減産を、スマートフォンなどの新製品発売を受けたモバイルチップ需要増や、LED(発光ダイオード)、太陽電池産業の回復が穴埋めした。

 一方、パソコン・電子製品・光学製品業は88.17ポイントと同3.61%下落で、8カ月連続のマイナス成長となった。スマートフォンの新製品発売効果で光学レンズは伸びているものの、全地球測位システム(GPS)の需要低下が響いた。

 なお、第3四半期の工業生産指数は103.27ポイント(前年同期比0.85%上昇)と、四半期ベースで過去2番目に高かった。

 今後の見通しについて統計処は、10月の製造業生産指数は9月の水準を維持できるとの見方を示した。楊貴顕副処長は、第4四半期は半導体需要に支えられ引き続きプラス成長となるが、年成長率はそれほど大きくはならないと語った。