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台塑石化、東アフリカへの軽油輸出が増加


ニュース 石油・化学 作成日:2013年10月24日_記事番号:T00046590

台塑石化、東アフリカへの軽油輸出が増加

 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は第3四半期、東アフリカ向けの軽油輸出量が10万キロリットル(kL)以上に達し、同社の石化製品輸出全体の6%を占めるに至った。前年同期の同地域向け輸出量はゼロで、大幅に拡大している。24日付蘋果日報が報じた。

 同社幹部は、東アフリカはここ数年、政治が安定して経済発展により軽油需要が増加、通常は近隣の中東やインドから輸入しているが、中東は夏季の需要期に入ると輸出量が減るため、アジアから調達していると指摘した。

 この他、今年は東南アジア諸国連合(ASEAN)向け輸出が好調で、中でもフィリピン、シンガポール向けの軽油が増加したと説明した。

 なお、今年は年次補修やガソリン価格低迷の影響によって、台塑石化は製油プラントの稼働率を9割程度に、台湾中油(CPC)は8割以下に落としているという。

 証券会社は第4四半期は冬季の需要期に当たることから製油価格が1バレル12米ドルまで回復するものの、原油価格の高騰で台塑石化は若干の減益となり、通年の1株当たり利益(EPS)は2.5台湾元(約8円)と予測した。