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天仁集団、内湖に台湾総本部を建設


ニュース 食品 作成日:2007年12月27日_記事番号:T00004662

天仁集団、内湖に台湾総本部を建設


 天仁集団および天福集団(中国福建省)の李勝治副総裁は、台北市内湖地区に5億台湾元(約18億円)を投じて天仁集団の総本部を建設すると明かした。天仁集団が台湾に立脚しつつ、海外へ向けて発展するための本拠地としたい考えだ。27日付工商時報が報じた。

 1953年に創業した天仁集団は、今や台湾茶ブランド最大手となったばかりか、飲食店経営にも手を伸ばしている。さらには商品の輸出や、ブランド・ライセンス供与という形で事業版図を海外に広げている。

 中国消費市場の急速な発展を見て、天仁、天福両集団はリソースの統合を進め、天仁が台湾から高級茶を輸出し天福が販売する。同時に、天福は生産地との密接な関係を生かしてプーアル茶を輸入し、台湾で競争力のある価格で販売したい考えだ。

 ただ、天仁茶業の林仁宗総経理は、「台湾の法律によって中国での展開が制限されており、天福とのリソース統合は市場開拓には有効だが、主導性と臨機応変さに欠ける」と語り、政府による規制緩和が最大の鍵との認識を示した。