ニュース 食品 作成日:2013年10月25日_記事番号:T00046620
ごま油大手の富味郷食品(新北市五股区)が大量の綿実油を輸入していたことから、商品に綿実油を混入させていた疑いが浮上した問題で、衛生当局の追及に対し、同社の陳文南董事長らは24種類の商品に綿実油を混入させていたことを認めた。これを受け、新北市政府衛生局は同社に800万台湾元(約2,650万円)の罰金処分を下すとともに、検察当局は陳董事長を詐欺の疑いで立件した。25日付蘋果日報が伝えた。
富味郷は24種類の商品を7日以内に全面回収するよう命じられた(24日=中央社)
同社は当初、輸入した綿実油は加工後全量を再輸出したと説明していた。衛生当局の調べによると、同社は過去2年間で輸入綿実油2,577トンを商品に添加し、6,000トンを超える商品を台湾全土に出荷していた。
陳董事長は保釈後に市民に対して謝罪したが、綿実油を使用した商品を台湾市場向けには出荷していないとする当初の主張については、「従業員のデータ整理に誤りがあった。重大な誤りだが悪意はない」と説明した。
一方、彰化県衛生局が先に綿実油の混入が明らかになった大統長基食品廠の商品と富味郷食品の商品を分析したところ、綿実油の混入比率は、大統で4.3〜13.0%、富味郷で18.5〜28.7%で、富味郷が大統よりも大量の綿実油を商品に混入させていた実態が明らかになった。
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