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長栄海運のL型新船、欧州線投入へ


ニュース 運輸 作成日:2013年10月28日_記事番号:T00046635

長栄海運のL型新船、欧州線投入へ

 コンテナ海運最大手、長栄海運(エバーグリーン・マリン)は25日、同社が「L型」と呼ぶ積載量8,500TEU(20フィートコンテナ換算)クラスのコンテナ船「長連輪(EVER LINKING)」の命名式を行い、欧州路線への投入を発表した。今月30日に引き渡される予定だ。26日付工商時報が報じた。



長栄集団(エバーグリーン・グループ)の謝志堅副総裁(左1)は、欧州や米国線の第4四半期コンテナ貨物積載量は前年同期比2~3%増えるとの予測を示した(長栄海運リリースより)

 「長連輪」は積載量8,508TEU、全長334.8メートル、幅45.8メートル。冷凍コンテナ948個に対応するコンセントを有する。船速は24.5ノット。

 同社は2010年より船舶の新旧入れ替えを進めている。L型は30隻を投入予定だ。既存の環境保護型船舶「S型」より15%の燃料を削減でき、同社の競争力向上につながる。その他、8,800TEUコンテナ船を5隻、1万3,800TEUを10隻リース契約する計画だ。現在までに購入、リース合わせて20隻が引き渡され、欧州、地中海、南米線へ投入している。残りは▽今年末まで、4隻▽14年、18隻▽15年上半期、3隻──を予定し、環太平洋地域路線に投入予定だ。