パーク24株式会社（本社・東京都千代田区、西川光一社長）と台湾現地法人「普客二四停車場（本社・台北市松江路、小櫻辰彦董事長、台湾パーク24）」は25日、台北市中山区のタイムズ敬業一路駐車場で、台北都市交通システム（ＭＲＴ）との併用で駐車料金が10台湾元（約33円）引きとなる「交通ＩＣパーク&ライド」サービスを開始した。日系企業による同サービス導入は初となる。
パーク・アンド・ライド（Ｐ&R）は、最寄り駅やバス停まで自動車やバイクなどで移動し、そこから目的地まで公共交通機関を利用する方法だ。都市中心部への自動車やバイクの流入量が減少するため、渋滞緩和や違法路上駐車の抑制、二酸化炭素（ＣＯ２）排出量の削減が期待できる。
駐車料金割引サービスは「悠遊カード（イージーカード）」の機能を利用したもので、１枚のイージーカードで最寄りのＭＲＴ剣南駅を利用し、当日中に駐車料金を支払って出庫する必要がある。残高不足の場合は利用できない。
同社は台北市中心部で駐車場不足による違法路上駐車やバイクや自動車の流入による環境汚染が問題となっているため、サービス導入を決めたと説明した。今後も対象駐車場を増やしていくとしている。
