ニュース 食品 作成日:2013年10月28日_記事番号:T00046642
食用油の不当表示が問題化した大統長基食品廠の元従業員がこのほど蘋果日報に対し、同社が台湾で鍋料理などに使われる調味料「沙茶醤」にカビが生えたシイタケの茎の部分や20年以上前の冷凍魚を原料として使用していたと証言した。26日付蘋果日報が伝えた。
大統の沙茶醤は250グラム缶2つで85元と、大手ブランドの牛頭牌(250グラムで83元)の半額ほどで売られていた。彰化県衛生局は大統の沙茶醤は生産量が少なく、同社を訪れた観光客が購入客の大半だったとみている(中央社)
沙茶醤は一般に落花生、シイタケ、鮮魚などを原材料として使用している。元従業員が魏明谷立法委員(民進党)に証言したところによれば、大統の沙茶醤ではこのほか、落花生の代わりにベトナムから輸入されたソラマメを使用していた。
証言した元従業員は同紙に対し、「大便から黄金を作り出していたようなもので、自分は絶対に食べたくない」とも語った。
彰化県衛生局の係官が彰化県鹿港鎮にある同社工場を調べたところ、沙茶醤の生産ラインは操業が停止しており、原材料にカビが生えているなどの状況は認められなかったが、在庫の沙茶醤を押収し、検査を実施することにした。
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