ニュース 農林水産 作成日:2013年10月29日_記事番号:T00046658
台湾大学農芸学系(学部)の郭華仁教授と林淑芬立法委員(民進党)は28日、台湾が毎年240万トン輸入している遺伝子組み換え大豆には農薬残留が懸念されるとして、政府に対し、大豆に使われるケースが多い除草剤「グリフォセート」の検査を実施するよう求めた。これを受け、衛生福利部はただちに水際での農薬検査項目にグリフォセートを追加することを決めた。29日付自由時報が伝えた。
郭教授によると、グリフォセートをマウスの飲料水に混ぜたところ、1年後に腫瘍ができたとする海外の研究結果があるほか、グリフォセートはヒトの腸内で悪玉菌を増やしたり、肝臓の解毒作用を低下させたりすると指摘し、政府に規制強化を求めた。
台湾では現在12種類の遺伝子組み換え大豆が認められており、うち4種類はグリフォセートの許容値が10ppmで、欧州連合(EU)の許容値より厳しい。ただ、林立法委員は「検査は多重残留分析法による検査が行われているだけで、グリフォセートは検査対象にも入っていない」と指摘した。
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