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文化クリエイティブ産業、国際競争力不足に懸念


ニュース 商業・サービス 作成日:2013年10月29日_記事番号:T00046664

文化クリエイティブ産業、国際競争力不足に懸念

 29日付工商時報によると、世界における文化・クリエイティブ産業の製品およびサービス貿易額は過去10年間で240%の成長を見せる一方で、台湾の成長率は53%にとどまる。また台湾の関連製品輸出額の2004〜11年の年平均成長率は世界で下位から8番目となっており、国際競争力不足が懸念されている。台湾の11年輸出額は47億3,000万米ドルで、世界全体の1.04%にとどまった。

 台湾における文化・クリエイティブ産業関連企業数は07年の5万4,287社から11年には5万3,461社へと826社減少した。関連企業全体の約60%を資本金100万台湾元(約330万円)以下の零細企業が占める一方で、全体の0.47%にすぎない資本金2億元以上の企業が業界売上高の25%を占めており、産業の二極化がうかがえる。

 こうした状況を受けて複数の立法委員から龍応台文化部長に対し、「文化基本法」の制定を急ぎ、文化産業向け予算の確保に向けた努力を求める声が相次いでいる。