ニュース 食品 作成日:2013年10月29日_記事番号:T00046672
食用油大手の大統長基食品廠が製品に安価な綿実油を添加していたことが問題となる中、同社子会社の大聯製酒工業が生産する料理酒など11品目について彰化県政府財政処は28日、表示内容の不実記載を理由として合計550万台湾元(約1,830万円)の罰金を科し、15日以内に全て売り場から撤去することを要求したと発表した。29日付自由時報が報じた。
不実表記となった大聯製酒の製品。料理米酒は台湾軍にも6万リットルが納入されていた(28日=中央社)
彰化県の調べによると大聯製酒の「料理米酒」は、食用アルコールに香料を加えただけで米成分は含まれず、1瓶当たりの生産コスト8〜10元に対し24元で販売していた。米を原料とした料理米酒は発酵、蒸留などの工程を含むため生産には少なくとも15日必要だが、同社製品の製法であれば1日で生産可能だという。
また同社は「果実酒」についても「醸造酒」とうたいながら、食用アルコールに濃縮果汁を加えて生産していた。
彰化県政府は市民から「大聯製酒の料理米酒を使用して調理すると異臭がする」との通報を受け、調査を進めたところ同社製品12品目のうち、「極品人参酒」を除く全ての製品で不実記載が見つかった。
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