ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ダイエット食品の禁止成分事件、連戦氏長女を取り調べ


ニュース 社会 作成日:2013年10月31日_記事番号:T00046716

ダイエット食品の禁止成分事件、連戦氏長女を取り調べ

 国民党の連戦名誉主席の長女、連恵心容疑者が出資する菁茵荋生物科技が販売していたダイエット食品「威力繊プラス」に台湾で未認可の成分「セティリスタット」が含まれていた問題で、台北地方法院検察署は30日、連氏を容疑者として4時間にわたり取り調べた。31日付自由時報が伝えた。


連恵心容疑者は、長年服用しているし、友人にもプレゼントしたと話した(30日=中央社)

 連容疑者は「投資を行っただけで、会社経営には関与しておらず、禁止成分が含まれていることは知らなかった」と主張したが、検察は「連容疑者は単純な投資者ではなく、薬事法違反の疑いは重大だ」として、連容疑者を保釈金250万台湾元(約840万円)で保釈した。

国民党内の政争か

 今回の事件をめぐっては、単純な薬事法違反事件ではなく、国民党内での政争との関係を指摘する声もある。

 父親の連戦名誉主席は先日、「政治的な力が事件に介入したのではないか」とする記者団の説明に「(可能性は)排除できない」と語った。言外に反対勢力の排除をもくろむ馬英九総統が事件に介入した可能性をほのめかしたもので波紋を呼んでいる。

 民進党の陳其邁立法委員は「馬総統が起こした政争で、連戦氏は王金平立法院長に続く『清算すべき政敵』だと聞いた」と述べ、事件と政争の関連性に関心を寄せた。