ニュース 金融 作成日:2013年10月31日_記事番号:T00046723
保険事業発展中心の最新統計によると、台湾生保業界全体の純資産は4カ月連続で減少しており、8月末時点で5,513億台湾元(約1兆8,500億円)と6月末に比べ665億元減、4月末比では1,843億元の大幅減少で、2012年10月以来の最低となっていることが明らかとなった。業界関係者によると、世界的な債券価格の下落が主因だ。31日付工商時報が報じた。
台湾の生命保険業界では、「売却可能金融資産」として数兆元に相当する債券を保有しており、債券価格の下落は純資産の減少に直結する。ただ9月は債券価格に上昇が見られたため、5カ月連続の純資産減少は回避された可能性が高い。
一方、不動産価格の上昇や株式の現金配当収入増、さらに為替ヘッジコストの大幅な減少により、生保業界の今年1〜8月の純利益は577億元に上っている。また既に年間で過去最高を記録した07年の569億元を上回っており、600億元を突破する可能性も出ている。
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