31日付電子時報によると、半導体メモリー大手、旺宏電子（マクロニクス・インターナショナル）がこのほど、サムスン電子から75ナノメートル製造プロセスによる、容量16メガビット（Mb）・動作電圧1.8ボルト（V）のＮＯＲ型フラッシュメモリーチップを受注し、同社のスマートフォンサプライチェーンに加わったとの観測が出ている。
一方、マクロニクスと並ぶ台湾のＮＯＲ型フラッシュメモリー大手の華邦電子（ウィンボンド・エレクトロニクス）は従来よりサムスン電子を最大顧客としており、観測が事実とすれば、サムスンからの受注をめぐる両社の争奪戦激化をうかがわせる。
このほかマクロニクスは75ナノプロセスによる、64Mb・３VのＳＰＩチップでインテルから認証を獲得したほか、ＮＡＮＤ型フラッシュメモリーについても、36ナノ・４ギガビット（Gb）製品を第４四半期中にサンプル出荷する予定だ。
また同社は第３四半期、日本のゲーム機大手メーカー向け32 Ｉ／ＯのＲＯＭの出荷を正式に開始した。
