スマートフォン最大手、宏達国際電子（ＨＴＣ）の周永明執行長は経済誌「数位時代（ビジネス・ネクスト）」のインタビューで、来年はロー～ミドルエンド市場に注力すると表明した。ロー～ミドルエンドの出荷構成比６割前後、ハイエンド３～４割が理想だが、半々でも構わないと述べた。31日付蘋果日報が報じた。
ロー～ミドルエンド製品生産の外部委託を検討するかについて周執行長は、「その可能性がないわけではない。われわれは柔軟な会社だ」と含みを持たせた。
同社は中国をターゲット市場に定め、ハイエンドの技術や機能をロー～ミドルエンド機種にも採用する。王雪紅董事長は、中国の携帯電話販売店には商品が山のようにあふれており、その中で消費者にひと目でＨＴＣだと見分けさせると説明した。
