ニュース 金融 作成日:2013年11月1日_記事番号:T00046750
大手金融持ち株会社、中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)は31日、傘下の中国信託商業銀行(中信銀、CTBCバンク)が日本の第二地銀、東京スター銀行(本店・東京都港区)の株式98.16%を520億円で取得すること、および中信金が台湾人寿保険の全株式を266億台湾元(約890億円)で取得することを董事会で正式に決議した。株式の取得手続きは、12月20日の臨時株式総会での議決と監督当局の許認可を経て進められる。
このうち、東京スター銀については、同行の主要株主で、ローンスターや新生銀行をはじめとする融資先が組成した特別目的会社「シャイニング・スター合同会社」と「アライド・ホールディングス合同会社」から株式の譲渡を受ける。台湾の金融機関が日本の銀行を買収するのは初めてだ。東京スター銀は今後も行名は変更しない。
台湾人寿買収の発表会見で、中信銀の呉一揆総経理(右2)と台湾人寿の朱董事長(左2)は、会見の場で固い握手を交わした(31日=中央社)
一方、台湾人寿の買収により、中信金の生命保険事業の総資産は6,400億元となる。株式交換比率は台湾人寿1株に対し、中信金1.44株。当面は「中信人寿」と「台湾人寿」の両ブランドを維持し、台湾人寿の全従業員の雇用を引き継ぐ。
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