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不純ごま油事件、富味郷食品の6人起訴


ニュース 食品 作成日:2013年11月1日_記事番号:T00046752

不純ごま油事件、富味郷食品の6人起訴

 彰化地方法院検察署は31日、ごま油に安価な油を混入していたとして、食品衛生管理法違反や詐欺などの疑いに問われていた富味郷食品の陳文南董事長ら容疑者6人を起訴し、不法所得3億50万台湾元(約10億円)を没収した。1日付中国時報が伝えた。

 富味郷食品は2009年12月から「純度100%」と表示した黒ごま油に他の安価な油を混ぜて販売し、消費者をだました疑いが持たれている。

 担当検事は、容疑者のうち陳文南董事長と陳瑞礼技術総監の兄弟が「偽油」を生産する意図を否定していることについて、「ニワトリのエキスも地鶏とブロイラーでは違う」とし、主張は受け入れられないと指摘した。

 ただ、検察は陳文南董事長と陳瑞礼技術総監の態度は、一連の騒動の発端となった大統長基食品廠の経営者よりは良好だとして、裁判官には量刑上の配慮を求めた。また、残る容疑者4人は「生計のために指示に従ったものだ」として、情状を酌量するよう求めた。