ニュース 電子 作成日:2013年11月1日_記事番号:T00046760
1日付電子時報によると最近、台湾積体電路製造(TSMC)にモバイル機器用チップを発注する顧客が、28ナノメートル製品の過剰在庫防止のため発注量を削減しており、同社の28ナノ製造プロセスの生産ライン稼働率がここ数週間で70%まで落ち込んでいるとの観測が出ている。これに対しTSMCは、「ハイエンドスマートフォンの需要が予想を下回っていることが28ナノプロセスで稼働率が低下している主因」と認めている。
このほか半導体業界では、TSMCの28ナノプロセスで稼働率が落ち込んでいる背景には、アップルの最新スマートフォン「iPhone5s」の販売好調に押されて他ブランドが業績を落とし、チップ調達に影響が及んでいるためとの推測も出ている。
なお、これまで半導体業界では在庫調整は今年末で終了すると予測されていたが、現在TSMCが生産しているチップは2014年第1四半期向けの製品のため、ハイエンドスマートフォン向け製品の在庫問題は予想よりも深刻な状況にあることがうかがえる。
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