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不要品を物々交換、新タイプの雑貨店が話題


ニュース 社会 作成日:2013年11月4日_記事番号:T00046768

不要品を物々交換、新タイプの雑貨店が話題

 会員登録を行った上で不要になった衣料や家電、古紙、ペットボトルなどを持ち込めば、ポイントが加算され、そのポイント数に応じてさまざまな新品やリサイクル商品と交換できるという新しいタイプの雑貨店が話題となっている。

 現在、台北市内に3拠点を構える「緑宝福利社(Greenable)」では、10月の電気料金値上げに伴う物価上昇を受けて会員数が急速に増えており、大同区の大龍店1店舗だけで1カ月に発給した総ポイント数が24万ポイントに上った。中には1人で7万ポイントをためている会員もいるという。

 同チェーンでは古紙1キログラムにつき15ポイントを発給しているため、古紙で換算すると大龍店には1カ月で1万6,000キロが持ち込まれたことになる。

 なお同チェーンの会員が交換する商品は、台北市専用のごみ袋(25リットル袋で900ポイントが必要)や米、塩などの日用品が最も多いそうだ。

 一方、大手リサイクル業者、大豊環保科技が展開するチェーンで、新北市に4拠点を構える「城市源点(シティ・サークル)」も同じく、会員が古紙や空き瓶、空き缶などを持ち込むことでポイントを貯め、日用品やリサイクル商品と交換できる。

 1年前のサービス開始以来好調で、今月には台湾鉄路(台鉄)台中駅周辺に5フロアから成り、▽資源回収▽リサイクル商品▽環境保護教室▽家電修理──といったコーナーを備える旗艦店をオープンする予定だ。さらに今後は台湾全土で300店舗の展開を目標としている。

 行政院環境保護署(環保署)関係者は、こうした環境保護型雑貨店は市民のリサイクル意識を向上させる効果があるため、普及支援を検討していると語った。