ニュース 政治 作成日:2013年11月4日_記事番号:T00046770
王金平立法院長らの検察幹部に対する圧力疑惑に関連し、黄世銘検察総長(63歳)が最高法院検察署(高検署)特別偵査組による捜査が完了する以前の段階で、事件と直接関係がない馬英九総統に捜査内容を報告していたとして、台北地方法院検察署は1日、黄検察総長を機密漏えいの疑いなどで起訴した。「9月の政争」と呼ばれた一連の事件は、検察トップの起訴という異例の事態に発展した。2日付蘋果日報が報じた。
黄検察総長(左)の処分について、羅瑩雪法務部長(右)は法務部内で検討した結果、停職基準には達していないと判断したと説明した(4日=中央社)
黄検察総長は、捜査内容の核心である民進党の柯建銘立法委員に対する盗聴内容を馬総統らに報告していたことについて、行政上は不法だが、通信保障・監察法に基づく通信傍受の令状を取得しており、刑事上は不法ではないと主張していた。しかし、黄検察総長が馬総統に捜査内容に関する報告書を提出した際、「事件はまだ捜査中だ」と明言していたことが分かり、検察は明らかな機密漏えいに当たると判断した。
黄検察総長は「検察は圧力に屈して、自分を起訴した。遺憾に思う」と述べた上で、一審で有罪が確定するまで、辞任する考えはないことを表明した。
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