ニュース 農林水産 作成日:2013年11月4日_記事番号:T00046772
韓国紙・東亜日報系列のテレビ局「チャンネルA」が先月、「台湾鯛」とも呼ばれ、台湾で養殖が盛んなティラピア(呉郭魚)について、雲林県内の養殖池の環境が劣悪で、抗生物質が大量に投与されているなどと報道したことから、韓国で台湾産ティラピアの輸入を中断する動きが広がり、台湾側の行政院農業委員会(農委会)の陳保基主任委員は1日、韓国側に訂正報道を求めたことを明らかにした。2日付自由時報が伝えた。
台湾鯛協会は2日に臨時記者会見を行い、蔡俊雄理事長(右2)らが、台湾産ティラピアの切り身などを手にし、潔白を主張した(2日=中央社)
台湾外交部の高安報道官も「韓国代表処を通じ、テレビ局と連絡を取り、訂正を求めた」と述べた。
雲林県政府の調べによると、番組が撮影した養殖池は現在使用されていない場所だった。また、番組に登場した養殖池の水が緑色を呈していたことについて、専門家は「水質が優れていることを示すもので、事実を正反対に報じている。動機が疑われる」と指摘した。
これに対し、テレビ局の取材記者や番組責任者は、問題の養殖池の環境が劣悪だとする主張を変えていない。
韓国の監督当局は、今回の報道を受け、台湾産ティラピアに対する輸入制限措置は取っていない。台湾産ティラピアは10%が韓国向けに輸出されており、韓国側の輸入中断で影響拡大が懸念されている。
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