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ファイソンのKSI株、東芝に1割譲渡へ


ニュース 電子 作成日:2013年11月4日_記事番号:T00046789

ファイソンのKSI株、東芝に1割譲渡へ

 NAND型フラッシュメモリーコントローラIC大手、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)は1日、米キングストン・テクノロジーとの合弁会社、金士頓電子(KSI)の、ファイソンが保有する株式約1,200万株のうち110万~140万株を東芝に譲渡すると発表した。売却額は未定。2日付工商時報などが報じた。

 KSIの資本金は2億5,000万台湾元(約8億4,000万円)。出資比率は現在、米キングストン・テクノロジーが52%、ファイソンが48%。東芝は10%の株式を取得し、3位株主となる。

 ファイソンの潘健成董事長は、KSIは中国のロー~ミドルエンドスマートフォン、タブレット型パソコン向けeMMC(埋め込み型マルチメディア・カード)市場で一定の地位を築いたと説明。東芝の出資で、NAND型フラッシュメモリーが安定確保できると指摘した。ファイソンにとってはeMMCに必要なコントローラIC市場の拡大が見込め、2014~15年の成長のけん引役になると述べた。