ニュース 金融 作成日:2013年11月5日_記事番号:T00046805
金融持ち株会社、永豊金融控股(シノパック・フィナンシャル・ホールディングス)は4日に開催された業績説明会で、傘下の永豊銀行(バンク・シノパック)が中国・南京市(江蘇省)に設立を計画している子銀行が来年の春節(旧正月)明けに開業するとの見通しを示した。南京子銀行は自己資本利益率(ROE)で開業初年度に損益均衡、2年目に10%、3年目に親銀行を超えることを目指す。これが実現すれば、同子銀行の利益は年間13億〜15億台湾元(約44億〜50億円)となる見込みだ。なお、台湾の銀行が中国に子銀行を設立するのは初めてのケース。5日付経済日報が報じた。
永豊金控の張晋源策略長によると、南京子銀行は永豊銀に出資を予定する中国工商銀行(ICBC)の人材を活用し、当初の50人体制のうち台湾人幹部は約半分とする計画だ。また上海、アモイなどに支店網を拡大することも視野に入れている。
なお南京子銀行は当面、台湾企業向け業務を中心とするほか、中国企業向け外国為替業務も手掛ける方針で、将来的に新興産業の中小企業向け融資などの業務にも参入する計画だ。
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