ニュース 家電 作成日:2013年11月7日_記事番号:T00046864
家電大手、声宝(サンポ)グループの陳盛沺総裁は6日、「今年の業績は前年比横ばいが目標だが、来年は20%成長を目指す」と語り、新製品の投入数増、付加価値の向上、市場シェア拡大を推し進める考えを示した。特に中国やベトナム、インドネシア、ミャンマーなど新興市場への輸出が成長の鍵と見ており、輸出販売の売上高構成比を現在の1%から来年は10%に引き上げたいと語った。7日付工商時報が報じた。
陳総裁(左2)は従業員に対し毎年3~4%の昇給を、管理職には業績ボーナスとストックオプションを支給すると宣言した(6日=中央社)
同社は今年、中国に貿易商社、声宝上海商貿を設立。同国で冷蔵庫や洗濯機など大型白物家電の試験販売を開始したが、輸送コストや17%の関税により販売価格が台湾の2倍以上となるため、今後は現地の受託生産メーカーと提携して、サンポが開発と重要部品の供給を担う形に方針転換する。まず、大気汚染が問題となっている華北地域に空気清浄機を投入し、売上高5億~10億台湾元(約17億~34億円)を目指す。
この他、ベトナムやインドネシア、ミャンマーでは、潜在需要のある冷蔵庫、洗濯機、テレビの投入を予定している。サンポが部品供給を行い、現地の提携企業が組み立て、販売を行う計画だ。提携先はこれから模索するとしている。
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