鴻海精密工業の戴正呉・副総裁は６日、世界最大120インチの液晶テレビを来年発売する見通しだと述べた。７日付経済日報が報じた。
戴・鴻海副総裁兼乙盛董事長は、乙盛の来年２割増収を見込む（６日＝中央社）
戴副総裁は、米国で80インチテレビの売れ行きが好調で、来年は世界で大型テレビ市場の成長が見込めることから、80、120インチ製品を投入すると語った。
さらに、2015年には超高解像度４Ｋ２Ｋパネルを搭載した80インチテレビを10万台湾元（約34万円）以下まで下げられると述べた。証券会社は、鴻海が60インチテレビを低価格で投入し人気を博したことから、80インチ以上も価格優位性があれば市場の注目を集めると指摘した。
鴻海製60インチテレビ人気は、子会社の乙盛精密工業（ＥＳＯＮ）が影の立役者で、フロントベゼルやバックカバーを手掛けた。戴副総裁が董事長を兼任しており、25日に台湾株式市場で上場する予定だ。
