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長栄集団、がん治療病院経営に参入


ニュース 公益 作成日:2007年12月28日_記事番号:T00004689

長栄集団、がん治療病院経営に参入

 
 海運大手の長栄集団(エバーグリーン・グループ)は、日本の医療関係者と提携し、長栄国際儲運汐止コンテナヤードに最先端のがん治療法の重粒子線治療を手掛ける「重粒子放射線綜合研究所」とその付属病院を設置する計画だ。投資額は2億米ドルで、2010年の開院を目指す。28日付工商時報が伝えた。

 長栄集団が医療事業に参入するのは初めてで、航空事業参入以来の大型投資案件となる。長栄国際儲運汐止コンテナヤードは桃園県への移転が計画されており、その跡地を活用する。同研究所は張栄発総裁の肝いりで設立され、近く専門スタッフを募集し、日本で研修を受けさせる計画だ。

 重粒子線治療は手術をせずにがんを治療する最先端療法で、乳がん、子宮頸がん、前立腺がんなどに有効とされる。

 張栄発総裁は毎年東京都内の病院で健康診断を受けているが、その際に放射線医学総合研究所(千葉市)が重粒子線治療を積極的に手掛けていることを知り、台湾への導入を決断した。また、日本側に人材訓練を打診し、快諾を得たという。