ニュース その他製造 作成日:2013年11月8日_記事番号:T00046891
製紙大手、正隆(CLC)は、台湾の家庭用紙の需要増加を見込み、竹北工場(新竹県)の生産ライン増設を決定した。投資額は最低10億台湾元、自動倉庫や関連設備などを合わせると20億元(約67億円)に達し、年産能力が現在の4万トンから来年7万トンに引き上げられる見通しだ。同社にとって過去10年で最大の家庭用紙投資となる。8日付工商時報が報じた。
台湾での家庭用紙生産量は年間20万~21万トン。生産額は180億~200億元で、うち7割をティッシュペーパーが占める。正隆の「春風(アンダンテ)」、永豊餘投資控股(YFY)の「五月花(メイフラワー)」、キンバリークラークの「舒潔」が3大ブランドだ。家庭用紙の消費者向け市場は毎年小幅ながら成長しており、特にキッチンペーパーは2割以上伸びている。
同社は過去2年、台湾での追加投資を相次いで行っている。后里工場(台中市)は昨年、10号工業用紙機械や3基目のコジェネレーション(熱電併給)システムが稼働した。投資額は78億元。また、大林工場(嘉義県)は今年、増設した原紙倉庫と1.8メートルのダブルフェーサが稼働した。大園第2工場(桃園県)は来年ダブルフェーサが稼動予定だ。投資額は合計9億元。
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