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食用油不当表示、味全董事長らが容疑否認


ニュース 食品 作成日:2013年11月8日_記事番号:T00046895

食用油不当表示、味全董事長らが容疑否認

 頂新国際集団傘下の味全食品工業で食用油の成分不当表示問題が発覚した問題で、味全の魏応充董事長、張教華総経理は6日、台北地方法院検察署の事情聴取に対し、「商品に問題があったことは知らない」などと容疑を否認していたことが分かった。8日付蘋果日報が伝えた。


台北地方法院検察署に向かう魏董事長。事情聴取が終わった翌7日午前6時前、電話を1本入れただけで、わずか30分後には魏董事長、張総経理の保釈金1,500万元が用意されたという(中央社)

 検察が押収した関連文書には、魏董事長の印鑑が押されていたが、魏董事長は「印鑑は自分が押したものではなく、文書も見たことはない」などと供述したという。

 魏董事長は5日に謝罪会見を開いたが、それについても、「外界の圧力に屈したものだ」などと説明していた。

 検察は魏董事長を1,000万台湾元(約3,300万円)、張総経理を500万元の保釈金でそれぞれ保釈した上で、台湾からの出境制限措置を取った他、頂新の他の幹部についても、近く事情聴取を行う構えだ。

 魏董事長は「取り調べで明確に説明した。捜査中の案件なので、説明を差し控えたい」と述べ、足早に検察署を離れた。