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CSC、ミャンマー進出を検討


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2013年11月8日_記事番号:T00046896

CSC、ミャンマー進出を検討

 中国鋼鉄(CSC)は自社と子会社2社のミャンマー進出を検討している。8日付経済日報が報じた。

 CSCはミャンマー国営の電気炉製鋼プラントを顧問として改造することを検討している。子会社の中宇環保工程(チャイナエコテック、CEC)は事務所の設置で水道、電気工程商機を狙う。中国鋼鉄結構(チャイナスチールストラクチャー、CSSC)はミャンマーで最も高いビルと橋梁向けの受注獲得を目指している。


杜経済部次長(左2)。中華民国対外貿易発展協会(外貿協会、TAITRA)はこのほど、台湾企業の進出支援を行うため、ミャンマーにヤンゴン台湾貿易センターを設立した(中央社)

 以前CSCの董事長だった国際経済合作協会の王鐘渝理事長はこのほど、経済部の杜紫軍常務次長(次官)、台湾鋼鉄工業同業公会のメンバーなど100人以上でミャンマー市場の視察に出向き、7日以降、相次いで帰台した。

 王理事長はインタビューで、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中でも、タイは日本の自動車や家電向け鋼材メーカー、インドネシアは韓国メーカーが入り込んでおり、ベトナムは競争が激しいが、ミャンマーとマレーシアにはまだ進出余地があり、CSCが有利に展開できると述べた。

 関係筋は、ミャンマー国営の電気炉製鋼プラントは性能が悪く、CSCに協力を求めたと指摘。CSCは以前、専門家を派遣して現場を確認しており、今回より詳細な視察を行ったとの見方を示した。