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SDRAMへ生産転換、需給バランスに崩壊懸念


ニュース 電子 作成日:2013年11月11日_記事番号:T00046928

SDRAMへ生産転換、需給バランスに崩壊懸念

 12インチウエハー工場が、相次いで生産能力をSDRAMに充ており、需給バランス崩壊が懸念されている。

 11日付電子時報によると、SDRAM市場は当初、SKハイニックスの中国・無錫工場の火災で上昇が見込まれていた。しかし、パソコン業界でドライバICの在庫が増えたことから、DRAMメーカーへの発注が減少し、生産ラインをSDRAMの生産に充てるメーカーが増えた。このため、年内から来年第1四半期にかけては、SDRAMの供給過剰が予想されている。

 サプライチェーン関係者によると、南亜科技はパソコン向けDRAMから撤退し、SDRAM専業メーカーに転換。力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)も一度は12インチウエハー工場をドライバICの生産に充てたが、需要減を受け、生産品目をSDRAMに戻した。業界ではドライバICの余剰生産能力が月産2万枚に達し、そのほとんどがSDRAMの生産に充てられているとみている。