ニュース 電子 作成日:2013年11月11日_記事番号:T00046929
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は9日、半導体業界の在庫調整見通しについて「来年第1四半期まで続く」と述べ、従来の「第4四半期末にも終了する」との見方を修正した。TSMC幹部は、同社の業績説明会以降に発表された主要顧客の業績から、年内に在庫調整が完了しない可能性が出てきたためと説明した。10日付経済日報が報じた。
張董事長は「TSMCは絶対に無給休暇やリストラはしないし、来年4月の昇給も行う」と語った(9日=中央社)
張董事長は、世界経済も台湾経済もあまり良くなく、半導体業界の成長率も3~4%と非常に緩慢だが、「TSMCは来年も売上高、利益で2桁成長を達成できる」と強調した。
TSMCが8日発表した10月売上高は517億9,500万台湾元(約1,740億円)で、前月比6.5%減、前年同月比3.6%増、過去5カ月で最低となった。同社は第4四半期、ハイエンドモバイル機器の需要低下を受けたサプライチェーンの在庫調整で、売上高1,440億~1,470億元と前期比9.58~11.43%の減収になると予測している。
なお同社は、28ナノメートル製造プロセス製品の売上構成比が第3四半期、32%にまで拡大した。通年では市場シェア84%を獲得できるとみている。
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