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日本企業の台湾投資、12年は4割増で過去最高に


ニュース その他分野 作成日:2013年11月12日_記事番号:T00046933

日本企業の台湾投資、12年は4割増で過去最高に

 経済部投資審議委員会(投審会)の統計によると、日本企業による台湾への投資件数は昨年619件に上り、前年比40.36%増で過去最高を更新した。今年も1~9月までにレストランなど中小サービス業を中心に478件の投資が行われている。これについて英フィナンシャル・タイムズは、近年、沖縄県の尖閣諸島(台湾名・釣魚台列嶼)をめぐって悪化する日中関係を背景に、日本企業は中国に代わる投資先として、また中国進出の足掛かりとして、相次いで台湾投資を行っていると報じた。12日付自由時報などが伝えた。

 同紙は日本企業が台湾に進出する理由として、▽反日感情の弱さ▽市場参入の容易さ▽台湾が日本電子産業の生産拠点であること▽中台間の緊密な経済関係──などを挙げた。

 東山三樹雄・台北市日本工商会理事長は、日中関係の悪化により日本企業が現地で多くの規制を受けたり、自由な商行為ができない可能性があり、進出に慎重になっていると指摘した。一方、日本企業にとって台湾は、メニューの味付けを華人好みに変更するなど、中国進出に向けたテスト市場としての意味もあると述べた。