日本でインターネット中古車流通事業を手掛けるオートサーバー（本社・東京都中央区、安達正純社長）は、台湾の新興株式市場である証券櫃台買売中心（グレタイ証券市場、ＧＴＳＭ市場）の審議委員会より11日付で新規上場の承認がなされた。12月下旬から2014年１月上旬の上場を予定しており、日本企業がグレタイ証券市場にプライマリー上場（第一上場）を行う初のケースとなる。
オートサーバーを運営ファンドの出資先とするＳＢＩホールディングスによると、同社は日本でインターネットを利用して全国80％以上のリアル中古車オークション拠点を接続するプラットフォームを構築している。本上場により中華圏での認知向上を図り、アジアでも戦略パートナーと共に中古車オンラインオークション事業の移植を推進する。中国では既にインターネット事業運営ライセンスを取得し、10月に中国の科威国際技術転移と共同で中古車オンラインオークション事業「車通天下」を開始した。
